2012年06月17日
オウム高橋容疑者 教祖への帰依、いまだ強く
オウム高橋容疑者 教祖への帰依、いまだ強く
産経新聞 6月17日(日)7時55分配信
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麻原死刑囚(写真:産経新聞) |
■麻原死刑囚の写真・説法テープ所持
平成7年の地下鉄サリン事件をめぐり、殺人容疑などで逮捕されたオウム真理教元信者、高橋克也容疑者(54)が逃走中に所持していたキャリーバッグに、教祖の麻原彰晃死刑囚(57)=本名・松本智津夫=の写真や説法を録音したテープが入っていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。麻原死刑囚や教団への帰依心を強く感じさせる品々。高橋容疑者の逃走時の生活が徐々に明らかになってきた。
■「現実理解できず」
「逃走中に自分を変えて生活し、本当の自分が分からなくなってしまった。逮捕の現実がまだ理解できない」。捜査関係者によると、高橋容疑者はこう供述した。
JR鶴見駅(横浜市鶴見区)のコインロッカーに隠されていたキャリーバッグからは、ファスナー付きのプラスチックケースに入れられた麻原死刑囚の写真数枚が確認された。
また、教団のカセットテープ数本と携帯型カセットプレーヤーも見つかり、テープには麻原死刑囚の説法が録音されていた。ほかに麻原死刑囚の著書と教団の本十数冊も入っていたことがすでに明らかになっている。
高橋容疑者は「置いておいても仕方がないから持っていった」と供述しているが、警視庁は、麻原死刑囚や教団への帰依心が続いている可能性があるとみて調べている。
■「2、3日前大田区に」
高橋容疑者は4日以降について「しばらく鶴見(横浜市)にいて、2、3日前に大森、蒲田(東京都大田区)に来た」と供述していることも判明した。当初から、長年の潜伏先に近く土地勘のある場所にこだわり、鶴見周辺に潜伏しようとしていたとみられる。
高橋容疑者は「毎日、新聞を読み、個室ビデオ店でニュースを見ていた。報道に追い詰められた」とも供述しており、警察が横浜市内で写真付きのチラシを配るなど警戒を強化したのを知り、急遽(きゅうきょ)、潜伏先を都内に変更した疑いもある。大森、蒲田も潜伏先から半径5キロ圏内で、土地勘のある地域に執着した様子も浮かぶ。
■新調眼鏡で若さ装う
鶴見では、高橋容疑者は眼鏡を買い替えているが、その際に、5歳も若い別人を装っていた。買った商品も、若者向けのデザイン。逃走のため必死に“若作り”を図った様子もうかがえる。
京急鶴見駅近くにある眼鏡店の男性店長(57)によると、高橋容疑者は5日午前、「今日中に新しい眼鏡がほしい」といって、焦げ茶色の縁の眼鏡を選んだ。店長は「20〜30代に人気があるモデル。少し若作りだと思った」と話す。
顧客カードには「吉田新一」「49歳」と書き、住所欄には「川崎区本町」と11年前まで住んでいた潜伏先を記入した。逮捕時に所持していた預金通帳の名義人の「吉田利美」は、この潜伏先に住んでいたころ、同じ建設会社で働いていた同僚男性の名前だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000074-san-soci
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