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高橋容疑者が金融機関で現金を引き出す際に記入した払戻票（警視庁提供）

　警視庁は１３日、オウム真理教による地下鉄サリン事件で特別手配中の高橋克也容疑者（５４）が、信用金庫で２３８万円を引き出した際に記入した払戻票と、勤務先の川崎市の建設会社に提出していた履歴書を公開した。

　数字の「９」の書き方など筆跡に特徴があり、同庁は、情報提供を呼び掛けている。

　同庁によると、高橋容疑者は今月４日正午過ぎ、川崎市川崎区の信用金庫の窓口で、９０万円、９０万円、５８万円の３回にわけて、総額２３８万円を引き出した。

　この際、払戻票に日付と金額、氏名を記入、押印して窓口に提出したが、金額欄の「９」は、通常と違う独特の書き方をしていた。氏名は偽名で、「桜井信哉」と書いていた。防犯カメラの映像などから、右利きと確認されたという。