2014年11月10日
<オウム>追跡に死角多く 高橋克也容疑者が潜伏の川崎
<オウム>追跡に死角多く 高橋克也容疑者が潜伏の川崎
毎日新聞 6月10日(日)12時14分配信
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高橋克也容疑者が潜伏していた社員寮周辺 |
地下鉄サリン事件などで特別手配された高橋克也容疑者(54)が、川崎市の潜伏先から逃走を図って間もなく1週間。警視庁はじめ、全国警察が威信をかけて行方を追うが、有力な手掛かりはつかめていない。数百万円もの現金を詰め込んだキャリーバッグを引きずりながら、どうやって消えたのか。社員寮周辺を歩いてみると、逃走の手段は少なくないように思えた。【和田浩幸、松本惇】
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<川崎駅・浜川崎駅> 1日の乗車人数18万5000人を数えるJR川崎駅。人混みにまぎれることは容易に思えるが、改札口には11台の防犯カメラが目を光らせている。レンズを避けて改札を抜けるのは不可能に近い。
ほかに利用した可能性のある駅はないだろうか。社員寮から最も近いのは実は川崎駅ではなく、南約1.4キロにある南武線・浜川崎駅。無人駅で、1日当たりの乗車人数は2500人程度。改札口に防犯カメラは1台あるが、改札横の柵(高さ60センチ)を乗り越えれば、姿を映されずに駅に入ることは難しくないように思えた。
<羽田空港行き> 自宅から約1キロ北に京急バスの「宮前バス停」を見つけた。昔ながらの柱1本のバス停の行き先は「羽田空港」。40分で空港に行ける。料金は270円。平日は30分間隔の運行だ。高橋容疑者が寮を出たとされるのは4日午後3時ごろ。バス停まで歩き、乗車することは「可能性」としては考えられる。
<タクシー> 警視庁などは、市内のタクシー会社を回って運行記録などを調べ、4日午後に寮近くから乗せた記録を徹底的に確認している。捜査員が訪れたタクシー会社の担当者は「毎日40人近い客を乗せるので、顔までは覚えていない。キャリーバッグがあれば、トランクを開ける必要もあり、印象に残るはずなんだけどね。記録と記憶が結びつかない場合もあるしね」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120610-00000014-mai-soci
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